2023年に買ってよかったもの

ジャンル問わず思いついた順に書いていく。今年なのか記憶が曖昧なものもあって、去年買ったものとかも含まれるかもしれない。

(商品への各リンクはアソシエイトリンクを含みます。)

コーヒーグラインダー : コレス C330

今までは手動のコーヒーミルを使っていたけど、やっぱり腕が疲れるのとコーヒーの味の再現性を上げたくて買った。 このグラインダーにしたのは CAFICT さんの動画 で何度か使われていたのを見て気になったのがきっかけ。

置いたときの佇まいが良い。ほぼ毎日使ってる。

万年筆 : ライティブ

2021年末にパイロット社から発売された比較的新しい『ライティブ』という万年筆。2,000円台で買える。

万年筆は既に何本か持っているのだけど、万年筆特有の使いにくい点が気になって普段使いはしていなかった。それは主に以下のような点。

  • 長時間使わずにいるとペン先のインクが乾いて固まり書けなくなる(いわゆるドライアップ)
  • 紙にペン先を当てる角度を意識しないと上手くインクが出ずに掠れる
  • キャップが固く気軽に開けにくい(これはスリップシール機構の万年筆だった)

この『ライティブ』はこれら全ての問題点がクリアされていて、日常的に使いやすい万年筆だった。

インクも適度に乾きにくいし、それでいてキャップも軽い力で開けられる。ペンの角度をほぼ意識せず走り書きしても安定して筆記できる。

インクは以前から持っていた iroshizuku の紺碧 を使っている。深めの青。インクの使い道がまた出来て良かった。

ノンカラー(透明軸)に紺碧のインクを入れるとこんな感じの見た目になる。インクが入っているだけで商品写真とはまた違った印象になるのではないかなと思う。

パイロット PILOT FLT-2SR-NCF [万年筆 ライティブ ノンカラー 細字]

いまは日記を書くときも考え事をするときもメモを取るときもこの万年筆で書くようになった。 普段のボールペンの代わりになり得る一本だと思う。

両面エンボスのビニール手袋

食品衛生法適合のちゃんとした使い捨てのビニール手袋。100枚400円くらいで買える。

主に掃除と料理で使用してる。ビニールが程よく厚手でしっかりしていて破れにくい。表面はエンボス加工されていて滑りにくく使いやすい。

今まで使い捨てのビニール手袋は、100円ショップで買った適当なものを使用していたが、ぺらぺらで頻繁に破れてしまっていた。

このビニール手袋は多少雑に扱っても破れにくく、キッチン周りの用途であれば必要十分。ちょっとしたハイター掃除にも使っている。「使い捨てのビニール手袋=頼りない」という認識を改めるきっかけになった。

生活の味方、ヨドバシ.com でも買える

スマートロック : SwitchBot スマートロック 指紋認証パッドセット

普段は2万円弱、セール中ならもう少し安く買える。生体認証(指紋認証)で玄関ドアの鍵を開けられる。

外出時と帰宅時に鍵を出さずに玄関ドアの鍵を開け閉め出来るので、ちょっとした外出の心理的ハードルがぐっと下がった。

天気良い日のすきま時間とかに「ちょっと10分くらい散歩しよう」みたいな外出の頻度が上がって良かった。

付属の両面テープでドアに固定していたら重みで剥がれ落ちてしまったので、今は 魔法のテープ で貼り付けて良い感じに固定化できている。

スマートロックを導入しても物理鍵は常に持ち歩くようにしましょうね。普段持ち歩くバッグの奥底にでも入れておけば 🆗。

Android 電子ペーパータブレット : BOOX Page

『BOOX Page』は Kindle OasisAndroid 版のような製品。今年はこれで小説をたくさん読んだ。

Kindleタブレットは基本 Kindle で買った書籍しか読めないけど、BOOX はあくまでディスプレイが E-Ink な Android タブレットなので、Google Play から好きなリーダーアプリを入れて他のストアで買った書籍も読める。主に honto で買った小説や漫画を読むのに使っている。

もちろん Kindle アプリを入れれば Kindle で買った書籍も読めるし、青空文庫を読んだり、小説投稿サイトのアプリを入れてなろう系小説を読むといったことも出来る。Kindle 端末よりも使い方の幅が広いのが最大のメリット。

いまは布団に入ってからも外出先でも手放せなくなった。

ちなみに BOOX シリーズはモデルチェンジのサイクルがとても早く在庫も安定しないので、欲しいと思ったときに買わないと一生買うタイミングを逃すので注意。今後も近いうちに新モデルは出るだろうけど、少なくとも BOOX Page は Kindle OasisKindle Paperwhite の代替として十分なデバイスだと思った。

来年もできるだけ脱 Amazon を頑張っていきたい。(外資である Amazon Kindle にお金を落とすより、日本企業である honto などにできるだけお金を落としたい。)

セリアの厚手チャック付きポリ袋

セリア 厚手 チャック付ポリ袋 A5

セリアのこのシリーズのチャック袋は本当に最高。製造はサンノート社。

今年新しく買ったわけではなく、昨年以前から継続して買い続けている。

A5 サイズ以外にも A8 〜 A4 くらいまで様々なサイズがあって、各サイズ何個か常備するようにしてる。

他の100円ショップでもチャック付きの袋は売ってるけど、セリアのこれは特に袋の厚みがしっかりしており使いやすく安心感がある。

適当に色々な物をいれても破れたり型崩れしにくいし、ヘナっとならないので何袋か並べて立てたまま収納するようなことも可能。 同じサイズの袋を並べて立てておくと検索性が高く便利。

家の中のあらゆる小物をグルーピングして小分けに収納するのに重宝してる。大きい袋に小さい袋をいくつか入れて小分けしたり。何を入れてるのかすぐ分かるように袋の左上に 白いマスキングテープ を貼って、サインペンでラベルを書くようにしてる。

分け方の一例としては以下のような感じ。

  • コード類 (大きい袋)
    • USB Type-A ケーブル (小さい袋)
    • USB Type-C ケーブル (小さい袋)
    • イヤホンケーブル (小さい袋)

無印良品 ホホバオイル

無印良品 ホホバオイル

冬で頭皮の乾燥が気になって買った。普段のシャンプーに一滴混ぜて使うだけで保湿されるようになって嘘のように乾燥しなくなった。買ってよかった。

他にも使い方は色々あって、YouTube とかで紹介してる人が沢山いる。

無印良品 耐熱ガラス マグカップ

無印良品 耐熱ガラス マグカップ

何年か前に同じものを使っていたのだけど不注意で割ってしまい、それっきりになっていた。だけど久しぶりに無印の店頭でこのカップを見て「やっぱりこのカップ使いやすかったな」と思い出し、改めて買い直したもの。

耐熱でレンジ可なので色々と使い道があって、例えば切り餅と切り餅が浸るくらいの水を入れてレンチンしたりしてる。

マイナーチェンジで改良されたのか、持ち手の接合部分のカップ内部のへこみが無くなって平らになっており、以前より洗いやすくなっていた。

見た目もシンプルで飽きない形で良い。

iPhone 15

iPhone SE のバッテリーが劣化して駄目になってきたので、来年の iPhone SE4 の発売を待とうかな...?と思いつつ、待ちきれずに購入したもの。

MagSafe は噂通り便利だった。普段は後述する MOFT を付けてつかっている。

ライトニングケーブルを手放して USB Type-C ケーブルに統一できるのも最高。ありがとう EU。(あとは AirPods を USB Type-C モデルに切り替えれば完全にライトニングケーブルとお別れできる。)

使い勝手の面で Touch ID から Face ID に変わるのが心配だったけど杞憂だった。 確かに Touch ID を比べると上手く認証できない場面は多く感じるものの、今後の慣れでカバーできる範囲かなと思った。

勇気を出して SE シリーズを離れる選択をしてみて本当に良かった。

MagSafe 対応のスマホスタンド

iPhone の MagSafe 対応のアクセサリ。ガジェット系の YouTuber がよく紹介しているので気になっていた。

いつでもスタンドになるのは想像していた以上に便利。個人的にはこれを付けていたほうが iPhone を安定して持ちやすい。

カード入れについてはかなりタイトな作りになっており、カードの出し入れがしづらいと感じたので特に何も入れずに運用している。

ボタン式デジタルタイマー : AB6H

コンセントを使うあらゆる家電をタイマーで切ることができるようになるデジタルタイマー。

横に任意のコンセントを挿して利用する。例えば「30分」のボタンを押すとコンセントに30分だけ通電された後に自動で電源が切れる。

主にリチウムイオン電池が内蔵されたガジェットの過充電によるバッテリ劣化を防ぐ目的で使ってる。 30分だけサーキュレーターをつけよう、みたいな用途でも使える。

同様の機能でダイヤル式の商品があったりするけど、個人的にはこちらのデジタル式が使いやすいと感じた。

パラノマサイト

パラノマサイトスクエニが開発したホラー・ミステリーアドベンチャーゲーム。プラットフォームは Steam とか Switch とか。2,000円くらいで買える。

登場キャラクターが魅力的。演出も良く没入感があった。

所要プレイ時間は10時間くらい。

こういう短時間でさっと遊べる面白いノベルゲームもっと増えてほしい。 他には『ファミレスを享受せよ』『シロナガス島への帰還』なども良かった。

早朝始発の殺風景

短編集の小説。好きな登場人物が多かった。ところどころ謎解きの要素がある。きまずさの描写が上手くてそわそわしたり甘酸っぱい気持ちになったりした。

『メロンソーダ・ファクトリー』と『三月四日、午後二時半の密室』が特に好き。

散歩中に骨伝導イヤホンを使ってみた感想

使ってみた動機

今までは散歩中に音楽などを聞くときにカナル型 (AirPods Pro) を使っていたが、散歩用としてはいくつか問題があった。

主な問題点:

  • 長時間装着していると耳が疲れる
  • 風が強い日は風切り音で聞こえにくくなる
  • 外音が聞こえにくくなる(外音取り込みモードは苦手)

なのでイヤホンを少し外し気味に装着して半開放型っぽく使うなどして凌いでいたりした。

これらを解消するのに開放型のイヤホンが良いのではと思い、自宅で使用していた骨伝導イヤホン (SHOKZ OpenMove) を外に持ち出しお試しで使ってみることにした。

感想

  • 音質は AirPods Pro と比較するとかなりスカスカになる。
    • BGM 用と割り切れば許容範囲。
  • 装着による疲れが無くなり、良くも悪くも無限に付けていられるようになった。
    • 意識的に耳を休ませる時間を作る必要があると感じた。
    • 長時間 Bluetooth で音楽を再生しているとスマホのバッテリーが湯水のごとく減っていくので、何か対策が必要。
      • e.g.
        • バッテリ持ちの良いスマホを買い替える
        • Walkman など専用デバイスを持ち歩く
        • 充電グッズを持ち歩く
  • 店頭のレジなどでヘッドセットを装着したまま店員の声が聞き取れるのは素晴らしい。
  • マスクとの干渉が若干ある。

散歩や運動のときは便利だなと思いつつも、それ以外の普段使いではやっぱり AirPods Pro が良いなと感じた。

持ち物はなるべく増やしたくないので、今後どうするかはまだ考え中。

新NISAの積立設定を完了した

結論: 設定内容

こういう感じになった。

新NISA積立予約設定(楽天証券


  • NISA成長投資枠
    • 証券口座: eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) 10万円
  • NISAつみたて投資枠
    • 楽天カード: eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) 5万円
    • 楽天キャッシュ: eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) 5万円

つまり毎月月初にオルカンに20万円を積み立てる設定。

投資の考え方として参考にしている情報

投資に関して雑念が生まれたら何度でも上の記事を読み直すことにしている。

FAQ

(ここからは色々と具体的なことを書きますが、投資は自己責任です。)

なぜ FAQ を書くのか?

この積立設定に至った裏付けを自問自答しつつ整理し、この設定で積み立て続ける意志を固めるため。

なぜオルカン一本か?

無リスク資産(現金)とリスク資産(株式)の保有割合を調整することでシンプルに資産管理をしたいと思っているため。 この考え方については上でリンクした記事を参照。

なぜ S&P500 ではなくオルカンか?

これまでオルカンを買っていたためその流れで。 全世界を対象にしたリバランスの仕組みに魅力を感じているため。

なぜオルカンの「除く日本」にしないのか?

ここでの「除く日本」というのは以下商品を指す。日本を除いた全世界に投資するファンドのこと。

2023年9月時点で eMAXIS Slim オールカントリーの日本への投資比率はわずか 5.5 % で、そもそも日本の有無は微々たる差。 もし未来に日本経済が衰退したとしても投資比率はそれに合わせてリバランスされ、日本への投資割合も自動的に少なくなる。(逆も然り)

オルカンの最大の利点は「素人のバイアスを極力排除して投資できること」だと考えているので、素人の私が日本を除くという判断をわざわざ入れ込む必要はないと考える。

素人が何かを「判断」して行動に移すたび、それは投資効率を下げることに繋がる。 まぐれもあるかも知れないが、統計的には間違いなく効率が落ちていく。 そして「判断」した結果を気にする度に精神も摩耗していく。

「投資が本業」とか「勉強が目的」であれば話は別だが、今回はそうではないので出来るだけ「判断」を少なくして心身ともに省エネに投資することを目指す。

あとは個人的にこれまでオルカン(日本含む)を購入し続けてきたので、 このままポートフォリオをシンプルにしたいという気持ちもある。

一方で「除く日本」を選択することも間違いではないと思う。「日本の衰退に確信が持てる」とか「ポートフォリオ上日本への投資比率を減らしたい」とか明確な理由があるのなら全然ありだと思う。

どちらを選んだとしても長期投資においては微々たる差であろう。

なぜ楽天の全世界株式インデックス・ファンドではないのか?

ここに来て楽天eMAXIS Slim に対抗して、ほぼ同等にローコストな商品を出してきている。 保有に対するポイント還元まで考えると、eMAXIS Slim よりも投資効率が良くなる可能性はある。

ただ、その差は微々たるものであること、まだ歴史の浅い商品で信託報酬に乗らない隠れコストが不透明なこと、商品としての安定性の面で信頼しきれないことなどがあり、歴史ある eMAXIS Slim を選択した。(楽天を応援したい気持ちはあるのだけれど...)

なぜ年初に240万円分を一括購入してスタートダッシュを狙わないのか?

上でも書いた「素人のバイアスを極力排除して投資できること」が、積み立て投資の利点でもあると感じているため。

一喜一憂せずに無心で毎月一定額を積み立て続けるスタイルの方が性に合っている。なんとなく怖いのもある。

なぜ積立日をばらけさせないのか?

設定のシンプルさを優先するため。短期的には積立日によるリターンの差はあるのかもしれないが、長い目で見ると平準化される。

もし毎日積立が出来るのであればそれも良いかと思ったが、キャッシュレス投資ではその設定が出来なかった。

なぜ SBI証券ではなく楽天証券か?

これまで使っていた流れ。強いて理由を挙げるのであれば以下のような感じ。

  • サイトの使い勝手の面で優れる
  • 楽天経済圏に片足くらい浸かっているため
  • どの証券会社を選んだとしても改悪されるときはされる

楽天の経営が傾くリスクは怖くないか?

怖くないといえば嘘になるけど、あまり心配はしていない。

特に楽天証券に関して言えば2023年11月にみずほ銀行が株式の49%を取得する動きを見せており、みずほ銀行がバックにいる以上は倒産などのリスクは極めて小さいのではと考えている。(※1)

※1: もし万が一で倒産するようなことがあったとしても投資したお金や運用されている有価証券は分別管理されており確実に返還されるはずである。(もし分別管理されているはずの資産が使い込まれていた場合であっても国により1000万円までは補償される。)

制度上はMAXで月30万円投資できるのに、なぜ月20万の投資か?

全力投資よりも多少マイルドにした結果。

世界の成長に期待するのであれば出来るだけ早く購入するほど有利なことは理解しつつも、月30万ペースだと5年で枠を使い切ってしまい少しペースが早いかなと思った。

楽天証券を使っている理由の一つに「10万円までキャッシュレスで購入できポイントが付く」といった理由もあるため、長くその恩恵を受けるためにも少し遅いペースでいいと思った。

月20万円を投資し続けられるの?

生活費ではなく貯金から捻出するつもりなので恐らくは問題ない。 もしこれで息切れしそうになったらその時にまた考え直す。

むしろ現状現金の資産比率がかなり高くポートフォリオ上バランスが悪いので、これを機に現金の比率を一定水準まで下げたいと思っている。

売却はいつする?

基本はガチホールドするつもりだけど、人生の状況次第ではその限りではない。

新NISAは売却した分だけまた非課税枠が復活するメリットがあるので、もしかすると売却も行いつつ柔軟に運用していくかもしれない。これから検討。

売り抜ける時期に暴落していたら?

前提として余裕資産の範囲内でのみ投資するので、下がったら下がったで受け入れるつもり。

理想のキッチンタイマーに求める要素とその活用方法

このところキッチンタイマーが好きで、良さげなものがないか探しては買い漁っている。

キッチンタイマー」というと料理用のタイマーを思わせるが、料理に限らず生活の様々な場面にタイマーを取り入れて使っている。

キッチンタイマーの活用方法

日常のちょっとした作業のゲーム化

タイマーがあれば日常のあらゆる作業をゲーム化できる。

例えば掃除をするときや洗濯物を干すとき、タイマーをスタートしてから作業を始めれば、ただの作業が時間内に終わらせるゲームに変わる。

遅刻を防ぐ道具として

タイマーを活用しだしてから遅刻することが明らかに減った。

遅刻の原因は「家を出るのが遅れた」が大半だと思うが、 家を出なければならない時間に合わせてタイマーをセットしておけば 残された時間がどれくらいなのか可視化して常に把握できるようになる。 (いわゆる遅刻魔にはこの時間感覚が乏しい人も多いのではないかと思う。)

時間感覚を養う道具として

作業前にタイマーの時間をセットしてから作業を始めるようにすると、自然と作業時間の見積もりをするようになる。 それで実際にやってみると、いかに自分の見積もりが甘いかを思い知らされたりする。

繰り返しやっていると「この作業はこのくらいの時間で終わる」という感覚が身についてくる。 時間感覚を養う道具としてもタイマーは便利だと感じる。

事前に見積もりが難しい作業はカウントアップ(ストップウォッチ)をスタートしてから作業し始めれば良い。

リマインダーとして

リモートワークで次のミーティングの時間に合わせてタイマーをセットしておけば ミーティングまでの時間を可視化できるし、リマインダーにもなる。

ミーティングまでに必要な準備がある場合は特に便利。

学習タイマーとして

通販サイトのタイマーのラインナップやレビューを見ていると、勉強時間を測るタイマーとしての需要は大きいようだ。

最初に時間を決めて、カウントダウンされる時間を見ながら進めるだけで何だかやる気が湧いてくるので不思議なものだ。

ポモドーロ・テクニック用として

自分はやっていないが、ポモドーロ・テクニックをするための道具としても使えると思う。

特に求める要素

そんなこんなでいくつかキッチンタイマーを買い漁るうちに、自分がタイマーに求める要素がはっきりしてきたので書き出してみる。

  • 各ボタンの配置が直感的で分かりやすいこと。
  • 液晶の文字の視認性が高いこと。
    • 液晶が小さすぎないこと。
    • 液晶の文字が薄すぎないこと。
    • 視野角が狭くないこと。
  • テンキー、もしくは 10秒・1分・10分 のボタンがあること。
    • 次点で 5分・1時間 あたりのボタンがあれば尚良い。
    • 例えば1秒ボタンと1分ボタンしかない機種の場合は...
      • 50秒の設定をするのに1秒ボタンを50回も押さなければならない。
        • 10秒ボタンがあれば5回、テンキーであれば 5 → 0 の2回で済む。
      • 10分の設定をするのに1分ボタンを10回も押さなければならない。
      • 60分の設定をするのに1分ボタンを60回も押さなければならない。
    • 連打しなくても長押しできる機種もあるが、面倒なことには変わりない。
  • 電源のオン・オフの概念がないこと。
    • 物理タイマーに求めるのは単純さであり、取りうる状態は少ないほうが認知コストが下がって良い。
  • 最後のタイマーの設定時間が記憶されること。
  • 10秒程度でアラーム音が自動停止すること。
    • 音が鳴り続ける仕様だと料理中に手が離せない場面など困る。
  • マグネットが付いている場合は、マグネットの強さが十分であること。
  • 置いたときに本体が安定すること。
    • 底に滑り止めのゴムが付いていれば置いた状態で片手操作しても滑らず good。
  • モードが複数ある場合、モードの遷移が複雑すぎないこと。
    • 時計モード・タイマーモード・アラームモード・カウントアップモードなどが全部入りで、それらを一つのモードボタンで順番に切り替えるような機種も存在する(参考: キヤノン クロックタイマー CT-40)。
      • 一つのモードに固定して使う前提の運用であればそんなに気にする必要はない。
  • 各ボタンが押しやすいこと。
    • ドリテック製のタイマーはボタンの反応が悪い機種が一部存在する。
      • カスタマーレビューなどの情報を参考に判断するしかない。
  • カウントアップ機能が搭載されていること。
  • アラーム音量が大きすぎず、小さすぎないこと。
    • ボリューム調整機能があれば good。
  • 100分以上のタイマー設定に対応していること。
    • 99分以上の設定ができる機種は少ない。

必須ではないけどあると嬉しい要素

  • 時計が付いている場合は、24時間表記ができること。
  • ボタンを押したときの操作音があること。
  • タイマーをカウントダウン中であることが視覚的に分かりやすいこと。
    • 例えば時と分の間の : が点滅するなど。
  • 電源がマイナーなコイン電池ではないこと。
  • 時間が来たときに光って知らせてくれること。

おすすめのキッチンタイマー

上記を踏まえて便利だと感じたキッチンタイマーをいくつか紹介する。

ドリテック 見やすい学習タイマー T-593WT

シンプルにタイマーとしての機能がまとまったタイマーだと思う。

  • 液晶が大きく、文字もはっきり濃い表示で視認性が高い。(この点は所持しているタイマーの中で最も優れるポイント)
  • 底面の四隅にゴムが付いており、片手操作時も滑らない。
  • スタート・ストップボタンが大きい。
    • ボタンの感触は固めでしっかり力を入れて押し込む必要があるが、許容範囲内と感じた。
  • 時間がくればボタンが点滅してお知らせしてくれる。
  • 10秒・1分・5分・10分と使用頻度が高そうなボタンは一通り付いている。
    • 小さい順から大きい順に直線的なボタン配置ではなく、ジグザグな配置になっているので若干の分かりにくさはある。
  • 誤操作防止のキーロック機能やミュート機能が付いており、持ち歩いて使う用途でも使える。
  • 時計の24時間表記はできない。

参考にした紹介動画:

www.youtube.com

無印良品 ダイヤル式キッチンタイマー TD‐393

マグネットで貼り付けることを前提にしたデザイン。

ダイヤル式で回した時のクリック感が程よく軽快。ダイヤルを1クリック回せば10秒単位で増減するので、数分までの設定であれば苦にならない。むしろボタン式より手早く設定できるとも感じる。

START/STOPボタンとRESETボタンもしっかりとしたクリック感があって良い。

そのシンプルなデザイン通りの直感的な操作性。

キッチンタイマーとしては約2000円と少し値がはるが、名作だと思う。

冷蔵庫に貼り付けておくならこれを選ぶ。

ドリテック 時計付大画面タイマー T-566

画面が大きくてボタン配置も使いやすく、無難に実用性が高い。 キッチンタイマー沼にはまりだしたきっかけの製品。

  • 2秒・15秒・60秒の3種類からアラームの長さを設定することができる。
  • マグネットは本体がずり落ちない程度には強く必要十分。
  • ボタンはカチャカチャした感じで、押したときの反応は若干悪い。
  • 液晶の視野角は狭め。

ドリテック 勉強タイマー タイムアップ T-584WT

勉強用に特化しており、多機能かつ安価でコストパフォーマンスに優れる。

  • 199時間59分59秒までタイマー設定ができる。
  • 押しやすい大きな「START/STOP」ボタン。
  • 誤操作防止のキーロック機能やミュート機能が付いており、持ち運んで使う用途にも向いている。

キヤノン クロック&タイマー CT-40 (廃番)

このタイマーは上に書いた求める要素とは相反するところも多くあるが、それでも特に好きなタイマー。

リモートワークに無くてはならない存在。主に次のミーティングまでの時間を可視化するのに使っている。

一般的なタイマー製品には無い特筆すべき特徴がいくつか備わっている。

  • 9時間99分99秒までタイマー設定ができる。しかもテンキーで!
    • この時間まで設定できる機種は数少ない。
    • 少ない手数で幅広い時間の設定ができる。
  • 1時間以上のタイマー設定を分単位ではなく時間単位で設定できる。
    • 例えば1時間30分で設定したい場合は、90分ではなく 1:30:00 と自然に入力できる。
  • QUICK ボタンが付いており、QUICK ボタンと数字ボタンを押すだけで1分〜9分のタイマーを開始できる。(わずか2操作)
  • デザインが白基調で綺麗にまとまっている。
  • キヤノンがタイマーを作っている意外性。(知らない人も多いのでは)

機能的にシンプルとは言えないが、唯一無二の特徴を持ったタイマーだと思うので、気になる人は中古で探してみて欲しい。 (後継機の CT-50 ではテンキーが無くなってしまった...)

おすすめしないキッチンタイマー

ドリテック キッチンタイマー テンキータイプ T-544WT

テンキーなのは良いが、液晶の視野角が狭く視認性が低いのが致命的だった。

スマートフォンでは駄目なのか?

スマホのタイマーアプリも便利だが、タイマーは専用の独立した道具であるほうが便利だと思う。

スマホは時間経過で画面が消えてしまうが、常時タイマーの残り時間を確認出来るか出来ないかは大きな違いで、そもそもユースケースが異なってくる。

使いたいときにすぐタイマーをセットして使えないのもデメリット。

最初にスマホのロックを解除する → アプリを起動する、の2ステップが必要になる。

勉強などの用途であれば集中を妨げるスマートフォンに触れる機会は少ないほうが良い。

スマートウォッチでは駄目なのか?

キッチンタイマーにはない以下のような利点があるので、用途に合わせて併用している。

  • 声でタイマーセットできる。
  • 振動で教えてくれる。
  • 常に手元にあって確認・操作ができる。

スマートフォンよりは気軽に使えるだろう。

通販で買って美味しかったコーヒー豆はレビューを投稿するようにしている

普段コーヒー豆を買うときは Amazon やヨドバシ.comなどで買うことが多い。

なるべく色々な豆を試すようにしていて、たまに特に美味しいと思える豆と出会うことがある。

そんな豆と出会ってもユーザーレビューを書いたりといったことは面倒でしていなくて、静かにリピート買いだけを続けていた。

でも最近は美味しいコーヒー豆を見つけたらレビューを投稿するようになった。

そうすることで「巡り巡って良いことがあるかもしれない」と思うようになったから。

もしレビューを投稿した影響で買う人が一人でも増えたなら、

  • その豆の美味しさを知る人が増えるかもしれない
  • 商品在庫の回転率が上がり次買うときに新鮮な豆が手に入りやすくなるかもしれない
  • 販売不振による終売の可能性が減るかもしれない
  • その豆を取り扱う店が増えるかもしれない

など、巡り巡ってその豆をより長く、より美味しく楽しめるようになるかもしれない。

それとレビューを書く過程でその豆を好きになった理由を改めて整理できたりする。 自分がどんな味が好きかの傾向が分かってくれば新しい豆を探すときにも役に立つ。

コーヒー豆に限らず、ユーザーレビューを書く時の動機って大体こんな感じ。

何かを「買う」ことは投票行動の一つで、ユーザーレビューを書くことも投票行動の一つだと思う。 通販サイトのアルゴリズムによってその商品が人気とみなされ、定番商品になったならその影響は更に連鎖していく。

実際たかが一人の購買行動による影響なんて微々たるものだろうけど、そんな連鎖もあると思っておくことで普段コーヒー豆を選んで買うことも少し楽しく感じられる。

【はてブ】特にお気に入りと思った良記事のタグの付け方

ブックマークの中でも特にお気に入りのページはどうやって探す?

日々インターネットを徘徊していると、稀に「また見返したい!」と思うような素晴らしいページと出会うことがある。

そのようなページは勿論ブックマークするが、その後他のブックマークに埋もれてしまい、いざ後から見返したいと思っても探し出せないことが往々にしてある。またブックマークしたこと自体を忘れてしまっていることもある。

そこで、特にお気に入りなページには特別なタグを付けて管理すれば良いのではないかと思った。

タグの付け方を少し工夫することで、今のところ便利に運用出来ているので、ブクマ整理術の一つとしてその方法を書いてみたい。

タグ名をどうするか

まず思いつくのは「あとで見返す」とか「fav」だろうか。

稀に先頭にアスタリスクを付けて「*fav」というようなタグを付けるような運用をしている人も見かける。これは先頭に記号を付けることでタグ名を入力するときに補完を効かせやすかったり、タグ一覧で先頭にソートされて表示されるなどのメリットがある。

ただ、特にお気に入りであることがストレートに分かるようなタグを付けるのも何だか気が引ける。

そこで、言葉としての意味を持たない適当な記号をタグ名にすることにした。

使う記号は何でも良いが、ここでは例として「**」タグを後で見返したいタグとしてみる。(なぜ同じ記号を二つ並べるのかについては後述する。)

お気に入りの度合いに応じてタグを使い分ける

同じ「また見返したいページ」の中でも、見返したい度合いは異なってくる。

そこで、同じ記号を並べて、記号が多く並んでいるページはよりお気に入りとすることにした。

例えば、

  • **タグ: お気に入り(忘れた頃に見返したい)
  • ***タグ: とてもお気に入り(定期的に見返したい)
  • ****タグ: 狂おしくお気に入り(何度でも見返したい)

など。

忘れた頃にこのタグを付けたブックマーク一覧を眺めることで、また見返すきっかけが出来る。

同じ記号を並べてお気に入り度を表現するメリット

このようなタグの付け方は検索時にメリットがある。

例えば全文検索アスタリスク2つを並べて検索すると、同時にアスタリスクを3つ以上並べたページもヒットする。つまり、大は小を兼ねるような検索が出来るようになる。

こういった検索が不要な場合は普通にタグ絞り込みで探せばいい。

「*」のように記号一つだけのタグ名を敢えて使わない理由

これは検索時のノイズを抑えるため。

はてブ全文検索機能はあまり融通が効かず、現状、「ページタイトル」「本文」「タグ」「URL」などが一緒くたに検索される。

なので、「*」で検索すると本文にアスタリスクが含まれているページも無条件でヒットしてしまう。

アスタリスクを二つ以上並べることでそのようなノイズをほぼゼロにすることが出来たため、そのようにしている。

運用でカバーのような管理方法であまり好きではないが、今のところ支障はない。

【余談】この管理方法にする前はどうしていたか

この管理方法にする前は、思いつくタグを沢山付けて検索にヒットしやすくする、という涙ぐましい努力をしていた。もちろんそんなことをしても探せない時は探せないので、記号タグに切り替えて良かったと思っている。

ブックマーク整理するいい機会になった気がする。

参考エントリ

anond.hatelabo.jp