新NISAの積立設定を完了した

結論: 設定内容

こういう感じになった。

新NISA積立予約設定(楽天証券


  • NISA成長投資枠
    • 証券口座: eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) 10万円
  • NISAつみたて投資枠
    • 楽天カード: eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) 5万円
    • 楽天キャッシュ: eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) 5万円

つまり毎月月初にオルカンに20万円を積み立てる設定。

投資の考え方として参考にしている情報

投資に関して雑念が生まれたら何度でも上の記事を読み直すことにしている。

FAQ

(ここからは色々と具体的なことを書きますが、投資は自己責任です。)

なぜ FAQ を書くのか?

この積立設定に至った裏付けを自問自答しつつ整理し、この設定で積み立て続ける意志を固めるため。

なぜオルカン一本か?

無リスク資産(現金)とリスク資産(株式)の保有割合を調整することでシンプルに資産管理をしたいと思っているため。 この考え方については上でリンクした記事を参照。

なぜ S&P500 ではなくオルカンか?

これまでオルカンを買っていたためその流れで。 全世界を対象にしたリバランスの仕組みに魅力を感じているため。

なぜオルカンの「除く日本」にしないのか?

ここでの「除く日本」というのは以下商品を指す。日本を除いた全世界に投資するファンドのこと。

2023年9月時点で eMAXIS Slim オールカントリーの日本への投資比率はわずか 5.5 % で、そもそも日本の有無は微々たる差。 もし未来に日本経済が衰退したとしても投資比率はそれに合わせてリバランスされ、日本への投資割合も自動的に少なくなる。(逆も然り)

オルカンの最大の利点は「素人のバイアスを極力排除して投資できること」だと考えているので、素人の私が日本を除くという判断をわざわざ入れ込む必要はないと考える。

素人が何かを「判断」して行動に移すたび、それは投資効率を下げることに繋がる。 まぐれもあるかも知れないが、統計的には間違いなく効率が落ちていく。 そして「判断」した結果を気にする度に精神も摩耗していく。

「投資が本業」とか「勉強が目的」であれば話は別だが、今回はそうではないので出来るだけ「判断」を少なくして心身ともに省エネに投資することを目指す。

あとは個人的にこれまでオルカン(日本含む)を購入し続けてきたので、 このままポートフォリオをシンプルにしたいという気持ちもある。

一方で「除く日本」を選択することも間違いではないと思う。「日本の衰退に確信が持てる」とか「ポートフォリオ上日本への投資比率を減らしたい」とか明確な理由があるのなら全然ありだと思う。

どちらを選んだとしても長期投資においては微々たる差であろう。

なぜ楽天の全世界株式インデックス・ファンドではないのか?

ここに来て楽天eMAXIS Slim に対抗して、ほぼ同等にローコストな商品を出してきている。 保有に対するポイント還元まで考えると、eMAXIS Slim よりも投資効率が良くなる可能性はある。

ただ、その差は微々たるものであること、まだ歴史の浅い商品で信託報酬に乗らない隠れコストが不透明なこと、商品としての安定性の面で信頼しきれないことなどがあり、歴史ある eMAXIS Slim を選択した。(楽天を応援したい気持ちはあるのだけれど...)

なぜ年初に240万円分を一括購入してスタートダッシュを狙わないのか?

上でも書いた「素人のバイアスを極力排除して投資できること」が、積み立て投資の利点でもあると感じているため。

一喜一憂せずに無心で毎月一定額を積み立て続けるスタイルの方が性に合っている。なんとなく怖いのもある。

なぜ積立日をばらけさせないのか?

設定のシンプルさを優先するため。短期的には積立日によるリターンの差はあるのかもしれないが、長い目で見ると平準化される。

もし毎日積立が出来るのであればそれも良いかと思ったが、キャッシュレス投資ではその設定が出来なかった。

なぜ SBI証券ではなく楽天証券か?

これまで使っていた流れ。強いて理由を挙げるのであれば以下のような感じ。

  • サイトの使い勝手の面で優れる
  • 楽天経済圏に片足くらい浸かっているため
  • どの証券会社を選んだとしても改悪されるときはされる

楽天の経営が傾くリスクは怖くないか?

怖くないといえば嘘になるけど、あまり心配はしていない。

特に楽天証券に関して言えば2023年11月にみずほ銀行が株式の49%を取得する動きを見せており、みずほ銀行がバックにいる以上は倒産などのリスクは極めて小さいのではと考えている。(※1)

※1: もし万が一で倒産するようなことがあったとしても投資したお金や運用されている有価証券は分別管理されており確実に返還されるはずである。(もし分別管理されているはずの資産が使い込まれていた場合であっても国により1000万円までは補償される。)

制度上はMAXで月30万円投資できるのに、なぜ月20万の投資か?

全力投資よりも多少マイルドにした結果。

世界の成長に期待するのであれば出来るだけ早く購入するほど有利なことは理解しつつも、月30万ペースだと5年で枠を使い切ってしまい少しペースが早いかなと思った。

楽天証券を使っている理由の一つに「10万円までキャッシュレスで購入できポイントが付く」といった理由もあるため、長くその恩恵を受けるためにも少し遅いペースでいいと思った。

月20万円を投資し続けられるの?

生活費ではなく貯金から捻出するつもりなので恐らくは問題ない。 もしこれで息切れしそうになったらその時にまた考え直す。

むしろ現状現金の資産比率がかなり高くポートフォリオ上バランスが悪いので、これを機に現金の比率を一定水準まで下げたいと思っている。

売却はいつする?

基本はガチホールドするつもりだけど、人生の状況次第ではその限りではない。

新NISAは売却した分だけまた非課税枠が復活するメリットがあるので、もしかすると売却も行いつつ柔軟に運用していくかもしれない。これから検討。

売り抜ける時期に暴落していたら?

前提として余裕資産の範囲内でのみ投資するので、下がったら下がったで受け入れるつもり。